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JICA沖縄さまが工場見学にいらっしゃいました 2025

 2025年11月25日に、約10年にわたり継続して受け入れを行っているJICA課題別研修「道路維持管理(C)」アスファルトプラント工場視察と舗装技術実習で、5名(モルディブ、フィジー、サモア、アンティグア・バーブーダ、トンガ)のJICA研修員が工場見学に来訪されました。昨年に引き続き美ら島アスコン🏭にて研修を行いました。 

 本研修は、島嶼部や沿岸部における道路・橋梁の維持管理について、沖縄が培ってきた経験や技術を学んでいただくことを目的としております。その研修内容の一つとして、アスファルト工場の概要や品質管理試験の紹介と施工体験を行いました。 

 工場見学では、プラントのシェルター化による粉塵・騒音対策や、燃料をLPGへ転換することによる温室効果ガス排出削減、沖縄県で使用されている骨材の確認、アスファルト廃材の再生利用技術など、これまでの運用実績に基づく環境配慮型プラントの取り組みについて説明しました。 
研修員の皆さんは、使用骨材の性状やアスファルト廃材の再生利用への取り組みに高い関心を示され、運用面での工夫などについて活発な質問が寄せられました。 

 また、施工体験では、実際に工場で製造されたアスファルト混合物を使用して敷き均しから転圧、仕上がりの確認までを行いました。初めて施工を体験される方、自国にて施工経験がある方など、各々貴重な体験ができたかと思います。

 本研修が、今後さらなる発展が見込まれる開発途上国における道路インフラの整備および維持管理に関する知見を深める一助となり、各国での持続可能なインフラ整備に活かされることで、新・沖縄21世紀ビジョンに掲げられた「多様な分野における国際協力・貢献活動の推進」に引き続き貢献できると幸いです。 

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